腕の痛みやしびれの原因は

腕の痛みやしびれを訴える人に多く共通するのが、手や腕を酷使する仕事を専門にしている人によく見られます。昔から音楽家や運動選手また職人と言われる分野で働いている方々であります。ここ近年においては、パーソナルコンピューターの普及に伴いプログラマーやキーパンチャーと言われる専門職のみならず、パソコンのユーザー全般に手や腕の痛みしびれを感じてる人は増えています。これは一つの職業病であり、あるデーターによりますとすべての職業病の6割以上が手や腕のしびれまたは痛みやだるさを訴えているのです。これは反復運動過多損傷と呼ばれるものでいろいろな症状をもたらしています。首や肩、手や腕または背中にかけての筋肉の痛みやコリ、手首や肘、指や肩などの関節の痛みなどそのほかにも様々な症状を起こしています。

腕の痛みやしびれを訴える人が増える訳

手や腕の痛みしびれを訴える人が飛躍的に増えた要因の一つには、パーソナルコンピューターの普及があります。反復運動過多損傷の増加とパーソナルコンピューターの増加と比例して増えているからです。パーソナルコンピューターを使っているときは、同じ動作を長時間にわたって行うことが多く、座りっぱなしで同じ姿勢を取り続けることにより、からだの血流が悪くなることが考えられます。また、マウス操作や、キーボードの操作を反復こなすことで手や腕などに負荷をかけているのです。また、目を酷使することで視力の低下や姿勢が悪くなり結果として血流を悪くするという悪循環に陥っていることが、反復運動過多損傷を招き腕の痛みやしびれ、だるさを誘発するのです。

腕の痛みやしびれの予防

腕の痛みやしびれを予防するために、パーソナルコンピューターを扱う人は血液の循環を良くするために長時間続けての作業は控え、適度に休憩をはさみながらストレッチなどの軽い運動を取り入れることが重要です。これはストレスをためずに気分転換が図れることと血の巡りを良くする二つの作用が得られます。すでに腕に痛みが出ている人の場合は、急激に痛みが出始めたときは冷シップを、慢性化している場合は、温シップによる対処が必要となります。また肘の関節や二の腕の筋肉にコリが出てきたときには肘の外側のつぼを、親指で初めは軽く徐々に押し込むようにつぼを刺激します。また、手や親指に疲れを感じてきたときには、親指と人差し指の間のつぼを刺激します。手首の痛みには、手の甲側の手首と肘の中間のつぼを刺激し、刺激されている手は、グーパーの要領で動かすと楽になります。

Copyright © 2007 腕の痛みとパソコン